羽沢横浜国大のポテンシャルまとめ

2025年6月8日(日) 15時40分47秒 | 67 view |

羽沢横浜国大近辺に住んで1年、住めば住むほどこの街が好きになってきた
住んで見るとやはりこの街にはポテンシャルを感じずにはいられないので、このタイミングでまとめて整理してみる
移住を検討している人にはぜひ参考になると嬉しい。

交通インフラ

バス電車といった公共交通と自家用車を想定した道路についてまとめる

鉄道

2019年開業の羽沢横浜国大が街の中心だ。
2023年の東急線への接続が開始されたことにより、平日は上り線が136本(うちJR46本,東急90本)となった。
chatGPTによると、この本数は中の上程度の利便性とのこと。

参考:
中央線・三鷹駅 約170本快速含めて利便性高
横浜線・中山駅 約130本横浜・町田方面へ利便性高
小田急・新百合ヶ丘 約180本特急含めて都心アクセス◎

かつ、JRと東急の東横直通が副都心(渋谷・新宿・池袋)方面
東急の目黒線直通が都心方面に向かうため、そのままノンストップで2:1の割合で副都心:都心にダイレクトアクセスなのも強いだろう。
結果、大崎、恵比寿、目黒、渋谷、原宿(明治神宮前)、新宿、新宿三丁目、田町(三田)、東京(大手町)といった山手線主要駅に一本でアクセスできるのは非常に強い

こうして山手線主要駅に対して所要時間やルートを並べてみると、羽沢横浜国大の都心からの空間的距離に対して、時間的距離が異様に短いのが非常に面白い
これは一直線に伸びる東急線と貨物線を利用して武蔵小杉までの15kmをノンストップ15分で飛ばすJR線の賜物だろう
また、山手線への最初のタッチポイントが大崎であるため、そのままりんかい線にのってお台場方面に行きやすいのも便利ポイントである。
混雑率に関しても、朝のJR線は座れることは少ないが、東急線直通に関しては次の新横浜でそれなりの乗降があるため、そこで座っていければその後の東急線の混雑を座ってやり過ごすことも可能だ。

山手線以外にも、新横浜までは4分、武蔵小杉まで15分とかなり近い。

新横浜から出る6:03ののぞみ始発便には余裕で乗ることができるため、羽沢に住んでいれば新幹線で8:06分に新大阪に着くこともできる。
武蔵小杉までは上りのどの電車でも通過し、どちらもだいたい所要時間15分であるため、武蔵小杉からバスや南武線で15分を超すような場所を検討するのであれば、羽沢は十分選択肢となりうる。

バス

羽沢横浜国大近辺には横浜駅行きのバス停がいくつかあり、バス便を利用すれば15-25分程度で横浜に行けるため、横浜駅も最寄り駅となりうる。

上記の地図は羽沢横浜国大駅から徒歩10分圏内をオレンジの枠で示した地図である。

横浜駅に向かうバスは大池道路を通る浜11系統(赤丸のバス停)と池の谷戸通りを通る浜13系統(青丸のバス停)が2路線ある。
浜11系統は平日上りが76本(うち横浜駅西口域が73本)あり、浜13系統は平日の上りが1日40本である。
こちらもchatGPTに評価を依頼したところ、以下のような結論となった

🔴 浜11系統(73本/日)
1時間あたりの本数(平均) 約4〜5本(15分に1本)

  • 「実用的な郊外バス停」レベル
  • → 通勤・通学にもギリギリ使いやすく、日中もある程度フレキシブル
  • → 「鉄道駅が遠くてもなんとかなる」レベルの足になる

🔵 浜13系統(40本/日)
1時間あたりの本数(平均) 約2〜3本(30分に1本)

  • 「補助的な交通手段」レベル
  • → 朝・夕方はともかく、日中・夜は不便になりがち
  • → 車なし生活は少しストレスがあるかも。時刻表確認が必須


常盤台側は浜11がそこそこな頻度で来るため横浜駅を利用する考えのある人は常盤台側を候補にするのが良いかもしれない。

高速道路

羽沢は高速道路も非常に優秀であり、近隣に5方向のインターの入口がある

これは駅を中心に車で13分圏内を示した図である。

  • 第三京浜(赤矢印)
    • 三車線の高規格道路で世田谷方面へ行ける。玉川ICまで行っても390円という破格
  • 首都高三ツ沢線(黄矢印)
    • 湾岸方面にすぐ出ることができる。その後横羽線を使ってもよし、湾岸線を使ってもよし
  • 横浜新道(青矢印)
    • 戸塚方面まで片道定額料金で行くことができる。今後戸塚あたりの高速の工事が終わればもっと利便性が増しそう。ここから江の島や鎌倉も1h程度で行ける
  • 保土ヶ谷バイパス(橙矢印)
    • 無料で乗れる高速。平日は混むが横浜町田で東名に接続することができる
  • 横横道路(緑矢印)
    • 比較的お高めだが、横須賀や葉山、三浦へ簡単に行ける


正直車で10分前後の距離に5方向のICが揃っているのは非常に珍しいと思う。
自家用車があれば土日の行楽には悩まない立地である。

幹線道路

羽沢近辺は幹線道路も比較的充実している

  • 環状2号線(赤)
    • 通称環2 北に向かえば新横浜、南に向かえば東戸塚、上永谷、上大岡、、、と横浜の主要な都市を繋いでおり非常に便利
  • 国道16号(青)
    • 東に行けば横浜方面、西に行けば相模原の方まで続いている。東名から海老名で圏央道に入って相模原に行くよりも16号で登ったほうが早かったりする
  • 新横浜通り(緑)
    • 新横浜と横浜駅、桜木町などを繋いでいる。環2の新横浜方面は渋滞しやすいが、新横通りがバイパスになるため渋滞時は使い分けができる。横浜駅西口、高島、桜木町にも一直線なので非常に便利
  • 国道1号バイパス(黄)
    • 三ツ沢、反町を通って国道一号に合流する。やや遠回りだがこちらも途中曲がれば横浜駅西口に行けるため、新横浜通りとルートが冗長化されていてとてもよい


計画道路


また、現状の幹線道路に加え現在羽沢池辺線の建設が進んでいる。
こちらは羽沢横浜国大駅の前で環2から分岐し、鴨居駅方面に伸びる道路であり、鴨居駅通過後はららぽーと横浜の横を通るような計画となっている。
これが完成すれば今まで第三京浜や16号、環2から北上して途中曲がってアクセスしていた鴨居、中山方面にダイレクトアクセスできるようになり、ますます便利になる。

土地利用

市街化調整区域


羽沢横浜国大駅周囲の用途地域を見てみると、北の羽沢町側にも、南の常盤台、峰岡町側にも非常に広範囲な市街化調整区域(青斜線)があることが目立つ。
駅が開業したこともあり、個人的に今年の線引見直しでは大々的に羽沢横浜国大駅近辺の市街化調整区域が区分変更されることを所望したが、変更箇所は数か所にとどまった
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kenchiku/toshikeikaku/tetsuduki/senbiki/8hen/angaiyou/
線引き見直しはおよそ6-7年おきに実施しているため、次回実施される頃には街も活気が出てきて、抜本的な見直しが行われることを期待する。
chatGPTに区分変更の可能性について聞いてみたところ、以下のような回答であった

🗓 羽沢横浜国大駅周辺の市街化調整区域の今後
1. 現在の状況

  • 羽沢駅周辺には市街化調整区域が含まれており、開発が制限されていますkashichi.com
  • しかし、新駅開設に伴い、土地区画整理や地区計画(HAZAWA VALLEY等)が進行中で、インフラや商業・医療・大学連携施設整備が進んでいますjcp-yokohama.com+3yokohama-cci.or.jp+3toshikikaku.biz+3

2. 線引き見直しの影響

  • 線引きの見直しでは、社会・経済情勢、都市計画マスタープラン、市街地需要の変化などを踏まえ、市街化区域への編入要否が判断され、**“地域合意が形成され、事業の実施見通しが立つエリア”**は順次編入可能区域とされることが政策として明示されていますsegamikikin.org+4jcp-yokohama.com+4pref.kanagawa.jp+4
  • 羽沢駅周辺では、まちづくりが活発であり、地域の合意形成が進んでいる点が注目されています。

3. 将来的な可能性

  • **次回2031〜32年見直し時点までに、駅周辺の市街化調整区域が市街化区域に“編入される可能性は十分にある”と考えられます。
  • 特に、駅整備や地区計画、区画整理事業が進んでいる地域は、見直しの編入対象として優先度が高くなる可能性が高いです。

✅ 結論

  • 2031〜2032年の次回線引き見直しでは、羽沢横浜国大駅付近の市街化調整区域が市街化区域へ区分変更される可能性は高いです。
  • ただし、これは正式な都市計画手続き(市素案→説明会→公聴→都市計画審議会→告示)のプロセスが必要であり、最終決定ではありません
  • 地域合意・インフラ整備の進捗度市民・地権者の意向次第で、範囲やタイミングは変動する可能性があります。


ぜひ開発に期待したい。

羽沢の弱点

良い点だけでなく、住んで気になった弱点も列挙する

商業施設が少ない

HAZAARが開業してようやく駅前にスーパー、コンビニ、カフェなどができたとはいえ、まだまだ商業施設としては乏しい。
子どもを遊ばせる公園や、ふらっと入れるファミレス、ファストフード店などはまだなく、自家用車が必要か新横浜までいかないといけないような状態。

坂が多い

駅が低いエリアにあり、羽沢側にも常盤台側にも行くにはそこそこに急な坂を登っていく必要がある。市街化調整地域はそれらの坂を登ったところに広がっているため、大規模な施設ができても駅からの徒歩距離は10分程度にはなってしまうであろう。
また住宅地は擁壁の造成や前面道路との高低差がある物件が多くなってしまうのも坂の街としてどうしても発生してしまう

駅までのバス路線がない

現在羽沢横浜国大駅前に停車するバスは一路線のみ存在し、新横浜駅や天王町駅、保土ヶ谷駅へ行くことができる。ただこのバスは本数がかなり少なく、普段遣いできるような状態ではない。そのため、羽沢横浜国大駅まで周辺住民を運んでくるような路線としては機能しておらず、せっかくの抜群の都心アクセス性も恩恵を受けられる地域住民が少なくなってしまっている。また駅正面はすぐ環2が広がっているため、大規模な停留所を作ることも難しい。この立地条件のせいで、せっかくの幹線道路の利便性も活かしきれていない。。。

現時点での総論

いくつか列挙したが、上記弱点を持ってしても、羽沢のポテンシャルはまだまだあると思う。今回触れなかったがこの都心アクセス性を持っている土地の中では羽沢横浜国大近辺はかなり地価が抑えられており、未だ新線開通によって突如出現した非常にお買い得で便利な土地であるように見える。今後新たな商業施設の誕生やインフラの拡充、さらに用途地域の区分変更などでますます便利に、人の集まる土地になっていってほしい。