羽沢横浜国大近辺に住んで1年、住めば住むほどこの街が好きになってきた
住んで見るとやはりこの街にはポテンシャルを感じずにはいられないので、このタイミングでまとめて整理してみる
移住を検討している人にはぜひ参考になると嬉しい。
バス電車といった公共交通と自家用車を想定した道路についてまとめる
2019年開業の羽沢横浜国大が街の中心だ。
2023年の東急線への接続が開始されたことにより、平日は上り線が136本(うちJR46本,東急90本)となった。
chatGPTによると、この本数は中の上程度の利便性とのこと。
参考:
中央線・三鷹駅 約170本快速含めて利便性高
横浜線・中山駅 約130本横浜・町田方面へ利便性高
小田急・新百合ヶ丘 約180本特急含めて都心アクセス◎
かつ、JRと東急の東横直通が副都心(渋谷・新宿・池袋)方面
東急の目黒線直通が都心方面に向かうため、そのままノンストップで2:1の割合で副都心:都心にダイレクトアクセスなのも強いだろう。
結果、大崎、恵比寿、目黒、渋谷、原宿(明治神宮前)、新宿、新宿三丁目、田町(三田)、東京(大手町)といった山手線主要駅に一本でアクセスできるのは非常に強い
こうして山手線主要駅に対して所要時間やルートを並べてみると、羽沢横浜国大の都心からの空間的距離に対して、時間的距離が異様に短いのが非常に面白い
これは一直線に伸びる東急線と貨物線を利用して武蔵小杉までの15kmをノンストップ15分で飛ばすJR線の賜物だろう
また、山手線への最初のタッチポイントが大崎であるため、そのままりんかい線にのってお台場方面に行きやすいのも便利ポイントである。
混雑率に関しても、朝のJR線は座れることは少ないが、東急線直通に関しては次の新横浜でそれなりの乗降があるため、そこで座っていければその後の東急線の混雑を座ってやり過ごすことも可能だ。
山手線以外にも、新横浜までは4分、武蔵小杉まで15分とかなり近い。
新横浜から出る6:03ののぞみ始発便には余裕で乗ることができるため、羽沢に住んでいれば新幹線で8:06分に新大阪に着くこともできる。
武蔵小杉までは上りのどの電車でも通過し、どちらもだいたい所要時間15分であるため、武蔵小杉からバスや南武線で15分を超すような場所を検討するのであれば、羽沢は十分選択肢となりうる。
羽沢横浜国大近辺には横浜駅行きのバス停がいくつかあり、バス便を利用すれば15-25分程度で横浜に行けるため、横浜駅も最寄り駅となりうる。
上記の地図は羽沢横浜国大駅から徒歩10分圏内をオレンジの枠で示した地図である。
横浜駅に向かうバスは大池道路を通る浜11系統(赤丸のバス停)と池の谷戸通りを通る浜13系統(青丸のバス停)が2路線ある。
浜11系統は平日上りが76本(うち横浜駅西口域が73本)あり、浜13系統は平日の上りが1日40本である。
こちらもchatGPTに評価を依頼したところ、以下のような結論となった
🔴 浜11系統(73本/日)
1時間あたりの本数(平均) 約4〜5本(15分に1本)
🔵 浜13系統(40本/日)
1時間あたりの本数(平均) 約2〜3本(30分に1本)
常盤台側は浜11がそこそこな頻度で来るため横浜駅を利用する考えのある人は常盤台側を候補にするのが良いかもしれない。
羽沢は高速道路も非常に優秀であり、近隣に5方向のインターの入口がある
これは駅を中心に車で13分圏内を示した図である。
正直車で10分前後の距離に5方向のICが揃っているのは非常に珍しいと思う。
自家用車があれば土日の行楽には悩まない立地である。
羽沢近辺は幹線道路も比較的充実している
また、現状の幹線道路に加え現在羽沢池辺線の建設が進んでいる。
こちらは羽沢横浜国大駅の前で環2から分岐し、鴨居駅方面に伸びる道路であり、鴨居駅通過後はららぽーと横浜の横を通るような計画となっている。
これが完成すれば今まで第三京浜や16号、環2から北上して途中曲がってアクセスしていた鴨居、中山方面にダイレクトアクセスできるようになり、ますます便利になる。
羽沢横浜国大駅周囲の用途地域を見てみると、北の羽沢町側にも、南の常盤台、峰岡町側にも非常に広範囲な市街化調整区域(青斜線)があることが目立つ。
駅が開業したこともあり、個人的に今年の線引見直しでは大々的に羽沢横浜国大駅近辺の市街化調整区域が区分変更されることを所望したが、変更箇所は数か所にとどまった
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kenchiku/toshikeikaku/tetsuduki/senbiki/8hen/angaiyou/
線引き見直しはおよそ6-7年おきに実施しているため、次回実施される頃には街も活気が出てきて、抜本的な見直しが行われることを期待する。
chatGPTに区分変更の可能性について聞いてみたところ、以下のような回答であった
🗓 羽沢横浜国大駅周辺の市街化調整区域の今後
1. 現在の状況
2. 線引き見直しの影響
3. 将来的な可能性
✅ 結論
ぜひ開発に期待したい。
良い点だけでなく、住んで気になった弱点も列挙する
HAZAARが開業してようやく駅前にスーパー、コンビニ、カフェなどができたとはいえ、まだまだ商業施設としては乏しい。
子どもを遊ばせる公園や、ふらっと入れるファミレス、ファストフード店などはまだなく、自家用車が必要か新横浜までいかないといけないような状態。
駅が低いエリアにあり、羽沢側にも常盤台側にも行くにはそこそこに急な坂を登っていく必要がある。市街化調整地域はそれらの坂を登ったところに広がっているため、大規模な施設ができても駅からの徒歩距離は10分程度にはなってしまうであろう。
また住宅地は擁壁の造成や前面道路との高低差がある物件が多くなってしまうのも坂の街としてどうしても発生してしまう
現在羽沢横浜国大駅前に停車するバスは一路線のみ存在し、新横浜駅や天王町駅、保土ヶ谷駅へ行くことができる。ただこのバスは本数がかなり少なく、普段遣いできるような状態ではない。そのため、羽沢横浜国大駅まで周辺住民を運んでくるような路線としては機能しておらず、せっかくの抜群の都心アクセス性も恩恵を受けられる地域住民が少なくなってしまっている。また駅正面はすぐ環2が広がっているため、大規模な停留所を作ることも難しい。この立地条件のせいで、せっかくの幹線道路の利便性も活かしきれていない。。。
いくつか列挙したが、上記弱点を持ってしても、羽沢のポテンシャルはまだまだあると思う。今回触れなかったがこの都心アクセス性を持っている土地の中では羽沢横浜国大近辺はかなり地価が抑えられており、未だ新線開通によって突如出現した非常にお買い得で便利な土地であるように見える。今後新たな商業施設の誕生やインフラの拡充、さらに用途地域の区分変更などでますます便利に、人の集まる土地になっていってほしい。