おいしい玄米の炊き方

2022年8月9日(火) 13時53分32秒 | 585 view |

最近玄米食にハマっています。
何回か食べてきて、これだという炊き方を確立したので記事にまとめます

利用する玄米

まず玄米を用意します。
工程の中で発芽させるため、発芽玄米ではなく普通の玄米で問題ないです。
私は知人から頂いている玄米を利用していますが、購入する方は口コミなどで正しく発芽する玄米かどうか調べてから購入してください。

用意する道具

大きめのボールとぴったりフィットするザルを用意します。
100均のもので全く問題ないです。
この後ダイナミックに洗うので、4合程度入れても全体の10%くらいまでに収まるくらいのサイズが望ましいです。

洗米

玄米を洗米していきます。
洗米は白米と違い、拝み洗いという洗い方をします。

手のひら全体で玄米を取り、玄米同士をこすり合わせるように強く洗う洗い方です。
拝んでいるようにみえることから拝み洗いと呼ぶそうです。

白米と比べて糠がついているため、白く濁ったりはしませんが、玄米についている汚れが落ちてくるため水が濁ってきます。
やればやるだけ出てくるので、3回程度やったらOKです。

このとき強めにゴシゴシ洗うことで玄米にヒビが入ります。

こうすることでこの後浸水させたときにたくさん玄米が水を吸うようになり、保水効果がアップします。

浸水

40度のお湯に浸し放置します。

玄米はぬるいお湯に長時間浸すことで発芽します。
熱すぎてもだめなので、給湯器を40度設定にして、ひたひたになるくらい水を入れて上げればOKです。

浸水は、夏場では24時間、冬場は48時間が目安と言われています。
あくまで目安なので、実際には玄米の発芽状態を目視しながら調整することをおすすめします。

浸水2時間


まだあまり保水できておらず、玄米のヒビが目視できます。

浸水6時間


ヒビが見えなくなってきました

浸水12時間


段々とふっくらしてきました

浸水21時間


芽がぴょこっと出てきました

浸水前と後

しっかり浸水をした玄米は色と大きさが変わりぷっくりします

左:浸水前の玄米 右:浸水後の玄米
ヒビもなくなりたっぷり保水している状態です。

お湯交換

だんだんお湯の温度が下がってくるので、定期的にお湯を交換します。
個人的にはあまり神経質にならずに、手を入れてかなり冷たくなってたら替える、もしくは汚れてたら替えるってくらいで良いと思います。
このときも、4回のみ交換しました

交換方法

玄米は呼吸をするので、上澄みに気泡や汚れがたまります。

このときにざるをざばっと上げてしまうと、結局汚れが玄米に付着し続けてしまうので、
上澄みはなるべく流すようにして、最後だけざるで水を切るようにしてください。

発芽確認

玄米からぴょこっと芽が出ていたら、それが発芽のサインです。
少しでも出ていたらOKなので、水から引き上げ、次の工程に移ります。
軽く手にとって見て、このくらい芽が出ていれば自分は浸水終了の合図にしています

乾煎り

ざるを引き上げ、玄米をフライパンに移します。

最初と比べるとかなり量が増えているのがわかります。

木べらで玄米をフライパン全体に広げ、強火で煎っていきます
チャーハンを作る要領で、すべての玄米を煎っていきます


このとき、水気が完全に飛んでから1分を目安に火を入れてください。

やり過ぎると玄米が焦げますので注意してください。
ポップコーンのようにぱちぱち弾ける音がしてきます。

炊飯

フライパンから玄米を熱いまま炊飯釜に移します。


塩を少々入れます


規定量の水を入れます。玄米が浮いてくるので木べらで混ぜながら入れます


線まで入れたら、炊飯器に移し玄米モードで炊飯します。


炊飯中は玄米の香ばしい良い香りがします。

炊きあがり

炊飯器を開け、正しく玄米が炊けていたらOKです。

このとき、炊けた玄米に穴がボコボコ開いていることがあります。
これはカニ穴と言って、玄米の保水具合、水加減、火加減が完璧だったことのサインです。

今回は4合炊いたからか微妙でしたが、以前3合炊いたときはかなりのカニ穴が空いていました


保存

タッパーに移したらこのまま冷凍保存ができます。


ちょうどタッパー10個分になりました。タッパー1つで半合なので、白米だと5合ぶんたけたことになります。
玄米はたっぷり保水をするのでこのように白米よりも炊きあがりの量が多くなります。

解凍

レンジでチンしてすぐ食べることができます。
白米に比べレンチン解凍で固くなりづらく、また玄米同士がくっつきづらいのでチャーハンなどにも使いやすいです。


玄米特有のプチプチ食感がありますがとても柔らかく食べやすいです。
ぜひ玄米食試してみてください~